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学会情報

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第63回 日本産科婦人科学会 学術講演会
ランチョンセミナー開催しました!
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■タイトル:
 妊婦と栄養
 ~GDM新診断基準を交えて~
■開催日時:2011年8月30日(火)
■開催場所:リーガロイヤルホテル大阪

講演内容をご紹介!
近年、妊娠中の栄養管理は母児の周産期合併症の予防だけでなく、母児の将来の生活習慣病予防という観点からも重要であることが明らかになってきました。
わが国では、やせ女性の増加傾向が続いており、妊娠中の低栄養状態による児への悪影響が懸念されています。
ご講演は以下のテーマでお話されました。

・「低出生体重児」と「成人病胎児期発症説」について
妊娠中は適切な体重増加を維持することが大切です。
妊娠中の体重増加が少なすぎると低体重児の出生率の増加や栄養の偏りによる葉酸不足がおこりやすいことが知られています。
日本人の単胎・正期産5,159症例を対象とした検討結果では、非妊時のBMIが標準群では7~10kg、やせ群では10~15kgの体重増加量のときに合併症の発症が平均以下になると考えられました。
また近年では、妊娠中の体重増加が少なすぎると児の将来の生活習慣病の要因になるという「成人病胎児期発症説」が発表され、将来の生活習慣病予防という観点からも妊娠中の栄養管理は重要視されるようになっています。

・「GDM(gestational diabetes melitus:妊娠糖尿病)の新診断基準と母児の予後
妊娠中の高血糖による合併症を予防するために、GDM(妊娠糖尿病)の新診療基準が改められました。
その基準は、「妊娠中に、はじめて発見または発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常である。妊娠中に診断された明らかな糖尿病と診断されるものは含めない。」と定義されることとなりました。
加えて、出産後の糖尿病への移行リスクが高いと診断された場合は、ハイリスクGDMと定義し、妊娠中は糖尿病に準じた管理を行い、出産後も厳重なフォローアップが必要とされています。
GDMに対し治療介入すると、巨大児、PIH(妊娠高血圧症候群)、帝王切開などの発症率が減少し、周産期予後を改善するだけでなく、分娩後の母体の長期予後にも影響を与えることが明らかになってきました。
このことから、GDMの診断と妊娠中及びその後の血糖管理は非常に重要であり、体重管理と同様に今後も産科医として指導していくべき重要な課題であると考えています。

★妊娠糖尿病(GDM)
75gOGTTにおいて以下の基準の1点以上を満たした場合に診断する。
(1)空腹時血糖値≧92mg/dL(5.1mmol/L)
(2)1時間値≧180mg/dL(10.0mmol/L)
(3)2時間値≧153mg/dL(8.5mmol/L)

★ハイリスクGDM
75gOGTT2時間値200mg/dL以上であるがHbA1c(JDS)6.1%未満の場合に診断する。

★耐糖能異常妊娠の血糖管理
(1)早朝空腹時血糖≦95mg/dL、食前血糖値≦100mg/dL、食後2時間血糖値≦120mg/dLを目標に血糖を調節する。
(2)まず食事療法を行い、血糖管理出来ない場合はインスリン療法を行う。
(3)食事療法
 標準体格妊婦(非妊時BMI<25):目標体重×30kcal+200kcal
 肥満妊婦(非妊時BMI≧25):目標体重×30kcal
 ※目標体重=身長(m)×身長(m)×22

(座長)
洛和会 音羽病院 総合女性医学健康センター
所長 佐川 典正 先生
内分泌学にも精通しておられる数少ない産婦人科医のエキスパート。治療や薬だけではない、予防という観点から妊産婦の状態を考えてくださる、とても信頼のおける先生です。朴訥とつとつと、お話される先生のお人柄の良さが伝わります。

(演者)
恩賜財団 母子愛育会 総合母子保健センター 愛育病院
院長 中林 正雄 先生
言わずと知れた紀子様がご出産された病院の院長先生。大変多くのプレママ達を診察された巧みな話術と確かな技術は、誰にも真似できないもの。とても柔和な笑顔がママ達に安心を与えます。

妊娠したプレママは、分からない事が多く不安も沢山ある事と思います。
そんな不安や分からない事は信頼のおける医療従事者の方々にご相談しましょう。
キョーリン製薬では、先天異常(神経管閉鎖障害)の発症リスクを低減する働きのある「葉酸」を中心に、産科婦人科医をはじめとする医療従事者へ正しい情報提供とともに推奨する活動を推進してまいります。
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